ヨーロッパの食は高脂質で油が増えアメリカナイズが進んでいた。1万以上のレストランはグルメなものが多いので、ベルギー・フランスともとてもおいしくて上品なものだった。しかし、一般の人たちはビストロ・ブラッスリーで食事をする。そこではこれでもかというくらい砂糖、塩分、油が使われている。急激にヨーロッパではアメリカナイズが進んでいる。


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スーパーサイズ・ミー」を見た。凄すぎる。
アメリカ人の半分が過体重(BMI25以上)、肥満(BMI30)。アメリカファーストフードが栄えていくきっかけを作ったのはニクソン政権時の第18代農務長官R・バッツ。それまでアメリカの農家は職長安保という概念の中で手厚く保護されていた。そのため食糧の値段が高かった。農業事情と食糧供給を良くしてくれとバッツは頼まれた。グローバリズムに向けてアメリカの農業を合理化し貿易障壁をなくした。ソ連が食糧で悩んでいるのを知って、アメリカで作った農作物を大量に輸出する約束を取り付けた。輸出拡大とともに輸入拡大して、バッツはマレーシア(東南アジアでも数少ないアメリカの味方)に飛んだ。マレーシアからパームオイルを輸入して、冷凍食品の加工がし易くなり物持ちも良くなった。それで、生産コスト、流通コストが下がる。アメリカ農家のとうもろこしや大豆の量が増えた。コーンシロップが安くなり、パームオイルも安くなった。食品価格も下がり、肉も安くなった。バリューセットが大成功。少ないお金で肉、フライドポテトが増量する商法が80年代、90年代にかけて浸透していった。70〜80年代にフェミニズムがライフスタイルに浸透。夫婦共稼ぎ、家事から解放される女性の要求に応えたのがファーストフード。ファーストフードは急成長し、巨大な市場になった。80年代に入って広告業界が躍進し、ファーストフード業界がテレビ、メディアとのタッグを組んで、メディア戦略を徹底して進化させていった時代。ライフスタイルとしての定着が社会に浸透していった。ある程度でマーケットで飽和していった。そこで、ディスカウントをした。

思春期を前にした子供に絞った販売促進キャンペーン。学校制度とのタイアップ。ソフトドリンクの自動販売機を置かしてもらう代わりに学校側は報奨金をもらっている。そのため子供はソフトドリンクをたくさん飲むようになる。学校がソフトドリンク、ファーストフードの販売を校内で許すことによって、利益に対して分け前をもらう仕組みが出来上がっていた。



BBCのレポートでイギリスの給食、ディナーは最悪で、栄養価が低い。
フランスでは急激に若者が肥満になっていて、22%が過体重、19%が肥満。イタリアでは36%。フランスでは子供にファーストフードを近づけない方針で、ソフトドリンクの自動販売機を撤去した。

日本の給食はヘルシー。韓国は給食のシステムがない。持ち寄りでお互いの食事を食べるので、見栄もあって持ってくるものに手間をかける。非常にヘルシー。しかし、欧米式の女性の解放が進んでいないとも言える。

(J-WAVE「アーリー・モーリー・バード」2005年3月13日より)