最近私がはまりつつあるワインについて少し取り上げます。
山田健さん(「そこまで聞くの? ワインの話。」)の話を抜粋しました。(2006年3月23日の文化放送、吉田照美のやる気まんまんより)

ワインの値段はどうしてこんなに違うの?
ある意味芸術作品にちかい。値段が決まっていない。作り手、畑が違う。
ロマネコンティはブルゴーニュのトップであるが、畑の地下が何層にも積み重なっている。ぶどうの根は10メートルくらいある。いろんな地層の養分がワインに複雑な味を与えると言われている。全ての地層に全部根が生えるのがロマネコンティの場所。ロマネコンティのすぐ上がラ・ロマネという畑で表面の粘土層が厚く、下の石灰岩質の層まで根が届かない。粘土層の力強さは増すが、石灰岩の繊細な味わいは失われてしまう。反対にその下のロマネサンビバンの畑の場合、粘土層の味が薄れて、非常に繊細な味になる。ロマネコンティは両方持っている。
気候というものもある。一般的にワイン用のぶどうは雨が少なくて冷涼で昼夜の気温差が大きいところがよいと言われている。微妙な畑ごとの気候の影響もかなりある。
例えば、石垣で畑を囲って、風が無くなったり、日光が少なくなって良いワインが出来たこともある。その逆で悪くなることもある。ロマネコンティの畑は昔石垣で囲っていた。
醸造家、作り手の格もある。作り手の才能、技量、醸造設備、手間隙の掛け方の差もある。

高いワインほどおいしいのか?
好みの差はある。ラベルを見ると高いワインはおいしく感じてしまう。高くてもおいしくないものある。ワインは農産物なので、その年の気候、雨が多かったりすると天気の良い年に比べて水っぽかったりする。そういう年でも有名なシャトーのものだと高くなる。それだと、良い年のそれほど有名ではないシャトーのものを買ったほうがおいしく感じることがある。
そして、飲み頃がある。高いワインは若いうちはかたくて強すぎて飲みにくいことがある。若すぎるワインを飲むんだったら、もう少し安くて熟成した飲み頃のワインを飲むほうがおいしいこともある。保存の問題もあって、高い温度、直射日光に当たっていると劣化して別のにおいがついてしまう。ちゃんとしたところで買わないといけない。もって来てすぐはだめ、一月ねかす。
高いけれどまずいワインは1つには手抜きがある。凄く有名なワイン、面倒なので2倍に生産を増やして儲けようとする。1本5万円のワインを40万本作る。仮にあら利で1万円儲かるとすると、倍の80万本作ると自動的に40億円儲かってしまう。名声のあるシャトーはあそこのワインはダメだといわれるまで10年ぐらいだから400臆円儲かってしまう。だめになったところはオーナーがきて買い取って立て直す。

グラスでワインの味は変わるのか。
良いグラスだとおいしくは感じる。
グラスの口の部分が内側にカーブしているほうが良い。外側に向いていると香りが飛んでしまう。白ワインが小さいグラスなのは白は冷やすため大きなグラスに入れると温まってしまう。白は小ぶりのほうが良い。大きいのに白を入れると香りがぼやける。結婚式のお皿みたいなシャンパングラスは泡が出てサービスマンが何度も継ぎ足さないようにするための素早く手っ取り早くするためのもので、シャンパンの味を一番分からなくする。安物をついでも分からない。グラスの口が厚いとしまりが無い印象になる。口が薄いときりりとした印象になる。グラスの大きさは赤が大きめ、白が小さめである程度大きさがあるほうが良い。香りがたちやすい。

アウトドアで飲む。
渓流、海で飲むにはガラス瓶ではなく、紙パックワインが良い。昔は紙パックワインは安ワインの代表だったが、最近は良いものもある。カリフォルニアやオーストラリアだとバックインボックスといって、箱の内側に袋があって下のほうに蛇口があってワインを注いだ分だけ袋が小さくなって中に空気が入らない。長く持つ。中身がたっぷりあって料理にも使える。