東日本大震災:県内小中11校が汚染腐葉土購入 /長野

 放射性セシウムに汚染された腐葉土が県内で販売されていた問題で2日、県教委は県内の公立小中学校計11校が計118袋(1袋14リットル入り)を植物栽培用に購入していたと発表した。県教委は「万一、子供が直接、腐葉土に触っていたとしても直ちに健康への影響はない」という。今後、各学校ごとに保護者らに説明する予定。

 県教委が7月31日〜8月2日、公私立の小中学校で、ホームセンター・カインズホームで腐葉土を購入したかどうかを調査。購入先は教育事務所別で、北信3(小2校、中1校)▽中信5(小4校、中1校)▽東信2(小2校)▽南信1(小1校)−−だった。

 未使用の18袋(2校)は、そのまま回収。プランターで使用(3校)▽鉢植えで使用(1校)▽花壇にまいて使用(5校)−−などの計100袋が既に使われていた。県教委は、プランターや鉢植えの腐葉土は回収か、回収予定。花壇など直接地面で使われた場合は処理方法を検討する。【仲村隆】

毎日新聞 2011年8月3日 地方版
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20110803ddlk20040071000c.html