仙台市は2日、放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた疑いがある宮城県産の牛の肉を、市内の小学校2校と幼稚園、保育園の計4施設が給食に使用していたと発表した。牛肉が残っていないため、放射性物質検査はできていない。

 厚生労働省が公表した個体識別番号から判明した。1食当たりの牛肉の量は最大でも30グラム程度で、市は保護者に「少量で健康への影響はない」と文書で説明した。

 住吉台保育園は6月10日、牛肉1・3キロが入ったハヤシライスを園児ら77人に提供。馬場小学校と馬場幼稚園は7月6日、2・7キロをビビンバとして児童と園児ら計84人に出した。作並小と同小新川分校では、児童ら55人が7月11日に牛肉0・6キロ入りのチンジャオロースを食べた。

2011.08.03ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110803/dms1108031318005-n1.htm