2014年12月6日

「ミシュランガイド東京2015」が5日、発売された。今年は「星付き」の店が計226店だった。

 一方、5000円以下で食事ができる「ビブグルマン」に選ばれた店は325店。昨年採用されたビブグルマンマークは、イタリアン、フレンチ限定だったが、今年から「和食」が追加された。ジャンルはラーメン、ちゃんこ、お好み焼きと庶民的だ。

 今回ビブグルマンに選ばれた「うどん」「おでん」「うなぎ」「とんかつ」の4ジャンル29店(別表)のうち、オススメの店を専門家3氏に聞いた。

 美食ライター・来栖けい氏が推薦する「とんかつ大倉」は、1974年創業の老舗だ。
「ここのトンカツは衣づけの際、ミキサーにかけた『おかゆ』を使用しています。これによって肉のうま味がギュッと閉じ込められるのです。オススメの特ロース定食が1300円と安いのも、うれしいポイントです」

 もう1店、太鼓判を押すのは「手打ちうどん すみた」。

「冷やしぶっかけうどんは程よいコシがあり、噛みしめるほどに、うま味、香りを感じることができます」

■口コミで人気化

“B級グルメ王”の柳生九兵衛氏は、トンカツ屋の「とん太」と、「京風おでん 楽」を推す。

 口コミから人気を広げた「とん太」は、ネットでも「豚肉のレア加減がうまい」と高評価。「お手頃でコスパが良い」(柳生氏)というランチは「ロースかつ定食」1020円〜。「楽」は、おでんのタネがスタンダードなものから変わりダネまで幅が広い。
「焼酎のダシ割り(500円)は極上です。一度は試してみるべきでしょう」(柳生氏)

「東京いい店うまい店」編集長の柏原光太郎氏は、うなぎ屋「安斎」をプッシュ。

「裂き、蒸し、焼きの工程をしっかりとこなすので、出てくるまでに40〜50分かかりますが、脂が程よく落ち、スッキリした味わいです」

 柏原氏が薦めるおでん屋は、1887年創業の「呑喜」だ。
「関東風の色の濃いダシがタネにしっかりと染みている。燗酒をチビチビやりながら、茶飯でシメるのが定番です」

 普段使いできる店が見つかるかもしれない。

日刊ゲンダイ
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