2016/12/7 23:41

 新日鉄住金ステンレス(NSSC)は7日、12月契約分のステンレス鋼板の国内販売価格を全品種引き上げると発表した。値上げは3カ月ぶり。住設機器などに使うニッケル系薄鋼板は1トン当たり1万円(3%)、業務用厨房などに使うクロム系は1万5千円(7%)を前月比で引き上げる。

 原料であるニッケルやクロム、原料炭の価格上昇を反映した。為替が円安・ドル高に振れたことによる調達コストの上昇も影響した。造船やプラントに使う厚板も1万円(3%)値上げする。

 実需は好調に推移している。自動車向けや厨房機器向けなどは先月に引き続き好調なほか「伸び悩んでいた建材などの需要も徐々に出てきた」(薄板営業部)という。東京都心部の再開発や東京五輪に向けて建材需要も伸びが予想される。

 ステンレスメーカー各社は原料高を理由に8月ごろから段階的に価格を引き上げている。NSSCは来月以降も値上げする可能性が高いとしている。流通各社も10月から卸価格にメーカー値上げの転嫁を進めている。

日経
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO10409350X01C16A2QM8000/