日本原子力発電は30日、敦賀原発2号機(福井県敦賀市)の原子炉補助建屋で、放射性物質を含んだ1次冷却水が作業員10人にかかったと発表した。直後にシャワーで洗い流すなどしたため、10人に被ばくはないという。
 水は常温で、最大160リットルが飛び散ったとみられる。放射能量は27万2000ベクレルと国に報告義務のある約10分の1だったが、日本原電の担当者は「微量ではない」と話した。
 日本原電によると、30日午前10時50分ごろ、原子炉補助建屋の地下2階にある冷却材貯蔵タンク室で、配管の弁の取り付けボルトを緩めた際、配管にたまっていた水がシャワー状に飛散。タンク室にいた協力会社の男性作業員15人のうち4人が全身に、6人が部分的に水を浴びた。顔にしぶきが飛ぶなどして、肌に直接かかった人もいたという。
 当時、運転停止中などに1次冷却水を一時的にためておくタンクの内側にあるゴム製膜の取り換え作業に併せ、弁の分解点検のため配管にたまった水を抜こうとしていた。
 作業員らはつなぎの作業服にヘルメット、手袋、ゴーグルをして作業に当たっていた。
 日本原電は敦賀原発2号機の再稼働を目指し、原子力規制委員会に再稼働の前提となる審査を昨年11月に申請している。(2016/12/01-00:10)

時事通信
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016113000638&g=eqa